丘のうえの小さな写真館の四季
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★ 暗室の製作スタート from2008.3.25★
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2008.3.25日とうとう暗室の製作を開始することができた。
今から20年前、シグマのズームレンズなどで白黒プリントを始めたとき、 その驚くほどのピントの悪さのために、僕は白黒プリントは4×5判でしかできないと考えてきた。 しかし、自分の写真への想いの方向性が「フットワークを軽くする」方へ重心を移し、 できるだけ遠くへ、しかも軽やかに風のように写していくことこそが大事と思うようになってくると、 こうした4×5判カメラで白黒プリントを制作するという方向性とは明らかに矛盾する。 品質を高めるために4×5判を使えば、 しかし、ほんの数年間の経験を経て、 しかし、これまでのあまりにも狭い暗室では そこで、この予想を確信に至らしめる唯一の方法は しかし、とうとう意を決してこの2008年春、 まず、暗室をつくる目標は 4×5判やもっと大きなネガからは階調豊かな写真プリントが得られると聞くが、 従って、ライカ及びハッセルでそうした自分の目標とする品質が得られたとしたら しかし、もし「確信」に至ることができなかったら、 まずは、そうした自分が信じた道を進むためにはどうしても避けては通れない暗室製作を開始した。 |
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場所は、玄関のすぐ前、館の北側の影になるところ。まずは、庭木を移動することから作業を開始した。ここは北側であったから、ツツジやシャクナゲといったあまり深く根を張らない樹木ばかりであったので、作業は案外うまくいった。しかし、最後に残るのは種から育てた一本の白樺の木で、これだけは自分たちの力では動かすことができず、切る他はない。断腸の思いで近日中に実行しようと思っているのだけれど…。 | |||||||||||||||||
最後に残る。白樺の木と共に。この白樺の木は種から育てたもの。
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3月30日へ | |||||||||||||||||